蘭Boskalis、大型海底ケーブル敷設船に投資 脱炭素で需要急増
2026/5/21

(写真:Boskalis)
オランダ海洋工事大手のBoskalis(ボスカリス)は18日、高度な海底ケーブル敷設船を新造する計画を発表した。積載能力は約2万4000トン級で、急拡大する洋上風力発電および国際間電力連系市場を主なターゲットとする。
新造船は高圧直流送電(HVDC)用の海底ケーブル敷設工事に対応する設計で、大規模再生可能エネルギーインフラの整備を支える。2029年の就航を予定しており、同社のグローバル展開を一段と加速させる。
船体にはそれぞれ1万2000トン容量のケーブルカーセルを2基搭載する計画。長距離の海底ケーブルを一度に積載できることで、洋上での継ぎ足し作業を削減し、施工効率と送電システムの信頼性向上につなげる。
洋上風力の拡大に加え、各国で国際送電網や再生可能エネルギーの広域融通構想が進展するなか、高性能な海底ケーブル敷設船への需要は増加傾向にある。
同社は海底ケーブル敷設分野で15年以上の実績を持ち、これまでに世界140件超の関連プロジェクトに関与してきた。今回の新造投資は、洋上エネルギー事業の拡大戦略の一環と位置付けられる。
Boskalisは、新船が世界のエネルギー転換を支える重要な役割を担うと強調。各国の脱炭素インフラ整備を後押ししつつ、洋上工事分野における競争優位の一層の強化を狙う。



