台湾と英国、CCUSで協力枠組み 洋上風力・電力網でも連携強化
2026/10/29
第21回台英再生可能エネルギー交流会議の様子(写真提供:英国在台弁事処)
英国在台弁事処と台湾の経済部能源署は10月、第21回台英再生可能エネルギー交流会議と第8回台英エネルギー対話を開催した。政府、企業、研究機関から約80人が参加。洋上風力や電力網の強靱化について意見を交わし、二酸化炭素(CO₂)の回収・利用・貯留(CCUS)で新たなパートナーシップを構築した。
台湾では人工知能(AI)産業の成長に伴い、電力需要の拡大への対応が課題となっている。経済部政務次長の江文若氏は、安定供給の確保に向け、エネルギー源の多様化と電力網の強靱化、エネルギー利用効率の向上を進める方針を示した。
これに対し、駐日英国大使館のグレッグ・ガードナー(Greg Gardner)公使参事官(貿易・対英投資ダイレクター)は、英国が洋上風力や海洋エンジニアリング、サプライチェーン管理で培った経験を生かし、台湾との協力を深めることに期待を示した。
再生可能エネルギー交流会議では、CCUS、電力網、洋上風力の3分野を軸に、政策と技術の両面から議論した。送配電網の高度化やマイクログリッドの活用、海底ケーブル工事、浮体式洋上風力などの知見を共有。台湾の工業技術研究院(ITRI)と英国のORE Catapultも、デジタル技術の活用などで技術交流を続ける。
エネルギー対話で構築したCCUSの協力枠組みでは、政府・研究機関が政策や規制、研究開発に関する情報を交換する。今後は事業化や投資の機会も探り、エネルギーの安定供給と脱炭素化を支える協力を具体化していく。
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