ジェイホールディングス、台湾のRecharge Powerと資本業務提携 系統用蓄電池に参入

2026/2/6

Recharge Powerは台湾を拠点とする蓄電池エネルギー貯蔵システム(BESS)のインテグレーター。(画像:Recharge Power)

(画像:Recharge Powerは台湾を拠点とする蓄電池エネルギー貯蔵システム(BESS)のインテグレーター)


株式会社ジェイホールディングス(証券コード:2721)は2026年1月28日、系統用蓄電池事業を巡り、台湾の再生可能エネルギー企業Recharge Power (台普威能源)と資本・業務提携契約を締結したと発表した。2月13日には同社および複数の投資家を割当先とする新株予約権を発行し、全て行使された場合で最大約40億円を調達する見通し。

 

提携の一環として、ジェイホールディングスは今後3年間で、Recharge Powerの特別目的会社(SPC)「Future Grid1 LLC」が保有する高圧系統用蓄電池案件7件を、1件当たり約5億円で順次取得する方針。さらに、同社は最大1億米ドルの与信枠の提供も予定しており、これにより追加で約30件の案件取得が可能になるとしている。

 

東証スタンダード市場に上場するジェイホールディングスは、2025年6月に系統用蓄電池事業への参入方針を表明しており、今回の提携により本格展開を加速させる。まず2026年3月に、Recharge Powerが開発した2案件の取得契約を締結する計画で、いずれも九州電力送配電エリアの宮崎県内に位置し、完成・引き渡しはそれぞれ2026年12月および2028年2月を見込む。

 

両案件の設計・調達・建設(EPC)は、Recharge Power傘下のREENSが担当。運転開始後の運用・保守(O&M)も同社が継続して担う。ジェイホールディングスは、日本子会社がアグリゲーションサービスを開始した後、電力取引の最適化業務についてもRecharge Powerに委託する予定だ。

 

新株予約権の割当先には、Recharge Powerのほか、EVO FUND、SIC ENERGY SINGAPORE、ジェイホールディングス代表取締役を含む個人投資家2名が含まれる。全て行使された場合、EVO FUNDの持ち株比率は28.42%となり筆頭株主となる見込み。Recharge Powerおよびその他の新規投資家3者は、それぞれ約10~11%を保有する見通し。

 

このほか、ジェイホールディングスは、Recharge Powerとの提携とは別に、2027年5月の運転開始(COD)を目標とする埼玉県内の2案件についても取得交渉を継続している。系統用蓄電池事業への参入は、足元の業績悪化を受けた経営立て直しの一環で、上場維持基準への適合に対する懸念の払拭も狙う。


資料参考:Japan Energy Hub

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