ベスタス、台湾で15MW級洋上風車の初号ハブ組み立て完了 渢妙一期向け、予定前倒しで納入

2026/10/14

ベスタス、台湾で15MW級洋上風車の初号ハブ組み立て完了 渢妙一期向け、予定前倒しで納入


デンマークの風力発電機大手ベスタス(Vestas)は12日、台湾・台中で大型洋上風車「V236-15.0 MW」の台湾初となるハブの組み立てを完了し、当初の予定を前倒しして納入したと発表した。出力49万5000キロワット(495MW)の「渢妙一期」洋上風力発電所(Feng Miao Phase 1 Offshore Wind Farm)の開発を支えるとともに、台湾における大型風車の組み立て実績を積み上げる。


ハブは風車のブレードを取り付ける中核部品。V236-15.0 MWは、1基当たり出力15MWの同社の主力洋上風車で、標準化と量産化を通じてプロジェクトの実行効率を高め、洋上風力の導入拡大を支える機種と位置付ける。


今回の組み立てでは、台湾のチームと海外の専門家が連携し、主要部品の品質管理や試験、安全管理に取り組んだ。同社アジア太平洋地域社長のパービン・パテル氏(Purvin Patel)は、今回の成果を重要な節目と評価。台湾のチームが安全性と品質を確保しながら納入できる能力を示したとし、蓄積した技術や経験が今後の産業発展にもつながるとの見方を示した。


渢妙一期は、台湾の洋上風力開発の第3段階に当たる「区塊開発」(ゾーン開発)で、最初に資金調達を完了し、着工したプロジェクト。今回のハブ納入は、同事業の建設進展とともに、台湾での次世代大型風車の組み立て体制の強化を示す動きとなる。


ベスタスによると、渢妙一期の完成後、同社が台湾で納入した洋上風車の累計設備容量は約170万キロワット(1.7GW)に達する見通し。今後もグローバルな技術と台湾の専門人材を組み合わせ、洋上風力の開発と台湾の長期的なエネルギー安全保障を支えていく方針だ。


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